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出産からあっという間に一ヶ月経ちました。今回は二度目の育児なので、最初に失敗や経験を生かしたいところ.....
そんな中『フランス流の育児』本、パリに住むアメリカ人ジャーナリストParama Druckemanによる『Bringing Upp Bebe・フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密』を読んで、日本・アメリカ・フランスの子育ての違いが興味深かったです。
その中の一部をご紹介すると
・フランスの子どもは食べものを投げない・フランス人の赤ちゃんは朝までぐっすり眠る・ お菓子づくりは教育の宝庫・フランス人ママは母乳にこだわらない・フランスの食育はおどろきの連続・なにかがちがう、フランス人の親の叱りかた
著者はアメリカ人としてフランスで子育てする中で、レストランで行儀良くコース料理を楽しみ、好き嫌いなく大人と同じものを食べ、生後2ヶ月から4ヶ月で夜泣きをせず12時間寝る子供たちを見て、アメリカ流の固定観念が覆えされるフランス流の育児のルールを学んだそう。
私は二人ともニューヨークで出産して育てていますが、小さな子供の育児に関しては、アメリカと日本ではそれほど差がないように感じていて、特にニューヨークの若い世代は、母乳にこだわり、抱っこ紐を好み、離乳食も野菜や果物中心という、健康志向の強い日本人ママの育児と大きな違いがありません。
以前新聞の人生相談のコーナーに
娘が初めて出産し、寝る時間を削って離乳食を手作りしています。気が触れているとしか思えません...!!
といった内容の60代の母親からの投稿がありましたが、ひと昔前の世代は、健康志向が強くなく、市販のベビーフードを使用していた人も多かったようですが、最近では、手作りをする人も多いですし、時間がない人向けに、原材料にこだわったベビーフードも多く登場しています。
一方フランスは、母乳育児のメリットを知らない人も多く、病院でもそれほど推奨されていないそう。また、初期の離乳食を除いては、『子供のための別メニュー』を嫌い、大人と同じものを食べさせる親が多いそうです。
さらに、他の子供達との交流のために良いと保育園に入れることに罪悪感を持つ親は少なく、母親は3ヶ月で仕事に復帰するケースが多いとのこと。
アメリカ人や日本人のように○○式の幼稚園にこだわることはなく、クレッシュと呼ばれる公立の保育園に入れるそう。
正直なところ、この本で紹介されている、フランス流の全てが素晴らしい!とは思わず、多少睡眠時間が削られても、少なくとも、最初の半年は母乳育児をしたいですし、授乳とオムツ替えで1日終わってしまう!自分の時間が全くない!という状態も長く続くものでなく、一時的なもの。
過ぎてしまえば、懐かしく思えることなので、その時期に、それほど、『一人の女性としての自分の時間』にこだわらなくても良いのでは?と個人的には思います。
それでも、『子供を産んでもシックでクールなフレンチママ』に憧れないと言ったら嘘になるので、新生児の育児が落ち着いたら、フランス流を取り入れてみたいと思いました。
とはいえ、私が住むエリアにもフランス人ファミリーが多いのですが、この本に書かれているような、『スリムでクールで、自分の時間を何より重要視するパリジェンヌママ』的な人は少ないので、パリの中心部に住んでいる一部の女性たちのことを強調して書かれているんだろうなとも思います。
今、同じ著者の新書、40代以降のエイジングとミッドライフクライシスについて書かれた『There Are No Grown-Ups』も今読んでいるところなので、こちらもまたご紹介しますね。
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