アメリカでは少しずつ経済が再開に向かっており、ニューヨークでも今まで閉じていたレストランやカフェがピックアップ・デリバリーで再開したり、街にも人が増えてきています。
冬の間は良くても、気候が上がってくると外に出ずにはいられないというのもニューヨーカーの本音で、公園にもたくさんの人がいます。
アメリカの失業率と経済の現実
とはいえ現実は厳しく、アメリカの中でもコロナの影響を最も受けた州の一つであるニューヨークの失業率は4月時点で15%。これは1982年の大恐慌時代に次いで高い数字ですが、今回は経済再開時に再雇用される一時解雇の人も多いと言われています。
一方で実際に仕事に戻れるのは6割程度とも言われており、特にリテールは厳しい状況。
JC.ペニー、ニーマン・マーカス、Jクルーらが破産更生法の申請をしており、それ以外も店舗の縮小に向かっていかざるを得ないのは確実です。
コロナ前からマンハッタンやブルックリンの1階店舗スペースに空きが目立っていましたが、多くのリテールの閉鎖により今後ますます空き店舗が増えるのは避けられません。
さらにスターバックスでさえ家賃の値下げ交渉をしていることが伝えられており、10年以上強気だった店舗家賃も今後下落傾向になるのは間違えありません。
一方で、アマゾン、ターゲット、ウォルマートらはロックダウン中に売り上げが伸びていますが、資金力がありEコマースに力を入れられる大手が一人勝ちしてしている状況。
レストランに関してはすこしずつ戻っていくでしょうが、ワクチンが開発されるまではソーシャルディスタンシングで店内のキャパシティを減らしたり、客が入れ替わるたびにクリーニングをしたりといったコロナ対策が必要になります。
ニューヨークで十分な食料がない人は4人に1人
市長によると、現在十分な食料を確保できないニューヨーカーは約4人に1人という驚くべき数字。4月にはニューヨーカーの約3割が家賃を払わなかったと伝えられています。
失業保険が入り始めた5月は予想されたよりも家賃を振り込む人が多かったようですが、1,2ヶ月給料とまると家賃が払えず食べ物も買えない人が多いのがアメリカの現状なんです。
カリフォルニアはもっとひどくて失業率は20%。
映画などプロダクション関係や、ワイン産業、農業など厳しい状況に置かれる産業が多いことがその理由です。
その中でも影響が少ないと言われるシリコンバレーですが、ウーバー, リフト, エアービエンビーらで次々と解雇が発表されています。
オフィスも少しずつ再開する兆しが見えてきていますが、フェイスブックやツイッターなどは永久に自宅勤務ができるようにすると発表。
これに続く企業が増えれば経済への影響はかなりのものです。
私の知人の会社もフェイスブックとツイッターオフィスにベンダーとして食料を供給していますが、オフィスに人が来なくなるとベンダーや周辺のレストランなども大打撃を受けます。
とはいえ、この永久自宅勤務に関してのニューヨーカーの反応はさまざま。若い人はずっと家にこもっているよるも出勤してソーシャライジングしたいという人が多く、コロナが収束後はオフィス出勤を選ぶ人と自宅勤務を選ぶ人に別れていくことが予想されます。
これによってニューヨーク・シアトル・シリコンバレー周辺に住まずとも仕事ができるようになり、地域別の経済格差が減るという声もあります。
今回リモート勤務が広がったことで、都市から郊外に引っ越す人が増えていることも伝えられていますが、今後の働き方が変わっていくのは確実です。
コロナで変わる価値観
私の周囲でも、今回のことで価値観や人生の優先順位が変わったという人も多く、10年以上続いた右肩上がりの経済が突然止まったことに戸惑いながらも、いつかくる避けられない変化だったと思う人も少なくないよう。私自身も今回のことで、家族みんなが家の中で安全に暮らせて十分な食事がとれるということがありがたく、多くのことを望まなくても十分幸せだということを実感しました。
これにより世の中の金銭的な価値観や使い方が変わっていく気がします。
上ばかり求めるのではなく分かち合う
消費・体験から移行して日常生活を楽しむちょっとしたことにお金を使うようになる
キャリアから趣味までオンラインを通じての学ぶ人がさらに増える
予防医学・ファンクショナルメディシンがますます注目される
といったことを感じています。
アメリカや日本はもちろん世界中が変化の渦の中にいる今、不安定な状況にいる方も多いと思いますが、ポストコロナが今よりも貧富の差の少ない、みな生きるのが少し楽になる世界になってほしいです。
個人レベルでも、外に求めることをやめて、自分の内側から幸せや充足感を得ることが大切だと思っています。
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