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New York Post

たちの悪い男と心の闇。

ニューヨークでもその話題で持ちきりのローフードレストラン『Pure Food and Wine』のオーナー、サルマ・メルンガイリスの逮捕事件

個人的にも、どんな経緯でこのような最悪の自体に陥ったのだろう?と気になっていたのですが、先日New York Postで事件の詳細が掲載されていました。

同紙によると、やはりサルマの転落は、夫であるアンソニー・スタインギスと出会ってから始まったよう。

35歳のアンソニー・スタインギスは、犯罪歴のあるギャンブル中毒で、自称軍の特別部隊出身ながらも、実態は、働かずに楽して派手な生活をすることだけを考えているような人物。

2013年に出会った当初、サルマは彼の犯罪歴などを気にして、周囲にもその関係を隠しており、家族でさえ二人が結婚したことは知らなかったとのこと。その後、偽名を使用してレストランのマネージメントに入れたといい、彼が入って以来、暴力的な態度で店を仕切り始めたと言います。

その後、サルマの態度はすっかり変わり、アンソニーを伴った旅行に頻繁に出かけるようになると同時に、金遣いも荒くなったそうで、店の銀行口座から毎日のようにゼロが消えていった.....とは元従業員の証言。

サルマ自身、独身の時は全て上手くいっていた....と話しており、当時は口座に数千万円の資金があり、ビジネスも順調だったそう。



二人はTwitterを通じて知り合ったのでは?という従業員の話もあるけれど、サルマがなぜこんな人物に惹かれ、結婚までしてしまったのか、本当に解せません。

「サルマは仕事に執着していた孤独だった。いつも働いていて、店に泊まり込むこともあった。」

とは近い友人の証言。

『Pure Food and Wine』を共同で立ち上げたのは、彼女の元ボーイフレンドですが、彼の証言によると、サルマは暴力的な一面があり、グレープフルーツや電話を投げつけられることも日常茶飯事だったのだとか。

さらに、彼女には別のダークな一面がありました。

それは、レストランオープン時から、摂食障害に悩んでいた、ということ。

金融業界から転身したアイビーリーグ出身の華やかな美女

そんな自身のイメージがレストランやビジネスの成功を支えていたと自覚していた彼女は、自身の外見や食事にセルフコンシャスになるあまり、過食症を患っていたそう

レストランオープンから数年後には、肉を食べるようになっていたそうですが、それも周囲には知られてはならないスキャンダルとして、ひた隠しにしてきたといいます。

大きな精神的なプレッシャーがあったことは想像できます。

そもそも、ニューヨークは外見で多くを判断されるため、美容皮膚科通いや極端なダイエットをしていても、自己肯定力が低く、インセキュアになっている女性が多いのです。(この件に関しては、6月3日にアップ予定のカフェグローブの連載『NYで生きていく』でも書いていますので、よかったら読んでみてください)

人が羨む美貌とキャリアを持つ才色兼備でなければ女性として価値がない.....そんな社会の空気がプレッシャーとなって、果てしなく高い理想像に向けて努力しすぎるあまり、自分を追い込む女性が少なくありません。

そんな心のアンバランスを治すためのヘルシーな食事が、よりプレッシャーとなって内面を蝕んでいた....なんて皮肉ですね。

そもそも、極端な食事法は、どんなものであれ健康とはほど遠い....というのは、私自身色々と試してたどり着いた結論でもあります。

ヴィーガン、マクロビ、ローフード....

人間の体は、その時の状態や季節や住む場所、ありとあらゆる要素で、求める食事が変わってくるもの。それなのに、「私は◯◯しか食べない」と宣言すること自体が無意味なだけでなく不健康な行為。


サルマの転落が、彼女の極端な食事から来ていた...とまでは言いませんが

体と心が本当に望む食事を、大好きな人たちと一緒に楽しめない生活を送っていた...という事実は、彼女の心の闇を深める大きな要因になっていたのでしょう。



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