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The New York Times

エンジェル”と呼ばれるスーパーモデルたちが、完璧なスタイルで着こなすアメリカの下着メーカー・ヴィクトリアズシークレット(Victoria's Seacret)。

同社のモデルに選ばれることは、モデルとしての最高のステータスであり、過去には、ジゼルからミランダ・カー、そして、現在もケンドール・ジェナ、ジジ・ハディットといった超人気モデルが出演しています。

ヴィクトリアズシークレットと#MeTooムーブメント

そんなヴィクトリアズシークレットですが、ここ数年間は売り上げが落ちており、特に近年の#MeToo ムーブメントを受けて、『時代錯誤』『セクシスト』といった批判を耳にするようになりました。

胸を大きく見せるプッシュアップブラジャーやカラフルなソングが有名ですが、女性のためではなく、男性を喜ばせるために作られた商品や見せ方だと不快感を感じる女性が増えています。

そんな世の中の流れを受けて、ヴィクトリアズシークレット側でも、『女性が自分のためにセクシーに振舞う。男性のためでなく自分がなりたい自分になる』『パワフル』『成功』『強さ』といったワードを強調していますが、下着姿で羽や鎖をつけた姿でそれを言われても、一般の女性たちとの感覚とはズレていると言わざるを得ません。

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@ victoriassecret

また、数年前と比較して、白人・ブロンドのモデル以外にも、有色人種のモデルが増えていますが、プラスサイズのモデルたちは見られません。

同性からみても、惚れ惚れとする美しさのモデルたちを見るのは目の保養になるとしても、ケバケバしい下着姿よりも、私服のスナップのほうがよほど興味があるというもの。

同社のターゲットとなる客層は10代20代の女性たちですが、娘を持つ身としては、『理想の女性像』としてヴィクトリアズシークレットを着用したエンジェル風の女性...とはとうてい思い難いというのが正直なところです。

一方で、同じアメリカのアパレルメーカー Aerieは、プラスサイズや様々な個性のモデルや一般人を使用して話題を集めています。



女性たちが自分のためにセルフケアをしたり、パートナーのために美しくありたいと思うことは自然なことですが、その『美しさ』の観念を多様化する必要があり、社会にはその責任があるということです。

#MeTooムーブメントを受けて女性がつくづく感じるのは、このメッセージをきちんと伝えられない会社や商品からは、今後ますます女性たちが離れていくということ。

完璧な美しさよりも個性が大切だということは、子供達に向けてもとても重要なメッセージだと思います。


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