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カテゴリ:New York > ニューヨークのヘルスフードトレンド

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@beardfoundation

2019年で最も成功したIPOと言われているBeyond Meat(ビヨンド・ミート)。

植物性の原材料で作られた肉の代替品『アルトミート』のバーガーパテ、ひき肉、ソーセージなどです。

過去記事: アメリカの新・食トレンド『Beyond Meat』

ビヨンドミートとアルトミートブーム

原材料として使われているのは、エンドウ豆のタンパク質、穀物のアマランス、マルトデクストリン・イースト・ナチュルフレーバーのビーガンチキンフレーバー、キャノーラオイル、大豆ファイバーなど。

正直、個人的には味も食感もそれほど美味しいと思わず、原材料のキャノーラオイルなども気になるので、このビヨンドミートがアルトミートのベスト商品とは思いません。

それでも、アルトミートは、今後ますます深刻化する世界的な水不足やサステナビリティの観点から、需要が伸び続けるのは確実だと思っています。

過去記事: Beyond Meatにみる今後の食トレンドとサステナビリティ

Beyond Meatのライバルと言われるImpossibe Food(インポッシブルフード)はより本物の肉に近い味と食感と言われ、カルト的なファンも多く、大手ファーストチェーンなどでも取り扱いが始まっていますが、供給が追いつかない状況だと言われています。

そんな中、耳にする機会が増えたのが『ブレンドバーガー』です。

2020年のトレンド・ブレンドバーガーとは

ブレンドバーガーは肉と植物性の原材料を混ぜたバーガーで、有名シェフなども参加する『ブレンドバーガープロジェクト』なるものも開催され、それぞれがオリジナルのレシピで味と食感を競っています。

日本では豆腐とひき肉を混ぜた豆腐ハンバーグは昔から定番ですよね。

アメリカでは、植物性原材料として使われるのはマッシュルーム、ビーンズ、穀物、イーストなどが一般的で、Applegateなど大手食品会社でもひき肉に25%~30%植物性原材料を混ぜたパテの販売を開始しています。

肉と植物性原材料ブレンドすることにより、脂肪やコレステロールを下げながらも、よりバランスの取れた味と食感を実現することができます。

そもそもBeyond MeatやImpossible Foodなどのアルトミートはベジタリアンよりも、肉好きな消費者を対象に作られたもの。

そんな肉好きな人が徐々に肉の消費量を減らしていくために、ブレンドされた商品から慣れていくのは良さそうです。

アルトミートとブレンドミートは2020年もより加速するフードトレンドとなるでしょう。


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白石里美
大和書房
2017-11-17


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アメリカ人の朝食の定番といえばヨーグルト。

特に、ここ10年で人気が高まったのが、グリークヨーグルトやアイスランドヨーグルトのように、濃厚でタンパク質が多く含まれたタイプです。

さらに、ここ数年では、砂糖の量を減らしたタイプが人気で、ハイプロテイン・ローシュガーヨーグルトが定着してきてました。

ヨーグルトブランドやフレーバーも増え続け、現在アメリカのスーパーには、平均して306種類のヨーグルトが並んでいると言われています。

アメリカのヨーグルトの売り上げに変化が

10年間右肩上がりだったヨーグルトの売り上げですが、この一年で6%下がりました。

トレンドを牽引してきたグリークヨーグルトも11%下がっていますが、これはアイスランドヨーグルトやオーストラリアヨーグルトなど競合が増えていることが原因でしょう。

様々なブランド・タイプ・フレーバーが乱立しすぎて、消費者が混乱し、ヨーグルト離れが起こっています。
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さらに、ココナッツ、アーモンド、カシューらで作られたノンデイリーのヨーグルトは急激に売り上げを伸ばしていることから、デイリー離れをする消費者が増えていることも考えられます。

・過去記事: 進化したNYの植物性ヨーグルトとその裏事情

個人的にも、ノンデイリータイプのヨーグルトは毎日食べていますが、デイリーヨーグルトはほとんど購入しません。

ノンデイリーのプレーンタイプに、果物、はちみつ、甘酒などをかけて食べるのが定番です。

娘がフレーバー付きのものを食べたがるので、以前は時々購入していましたが、種類が多すぎて、娘に選ばせると時間がかかるので、素通りすることが多いです。

ヨーグルトブームが加速していた2016年には、『ヨーグルト産業がアメリカでまだ成長するワケ』という過去記事でご紹介したように、ヨーロッパと比べてアメリカではまだまだヨーグルトの消費量が低く、成長の余地が高いとして、以降、3年間で新しいブランドが次々と登場しました

前述のアイスランドヨーグルトや、ガラス瓶に入ったフレンチスタイルのヨーグルトなどは売り上げを伸ばしており、飽和状態の中でも、勝敗が別れてきています。

これを受けて各社は消費者の新しい志向に合わせた、新しいタイプのヨーグルトの販売に力を入れており、これまでヨーグルト全体に『ヘルシー』なイメージを持っていた消費者が、より吟味して、その原材料や砂糖の量をみて選ぶようになってきています。

結果、企業がそれに合わせて変化せざるを得なくなっていると言えるでしょう。

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ニューヨークで2017年頃から目にする機会が増えたCBD・キャナビスカンナビジオール

CBDとキャナビスとは

CBD・カンナビジオールとはCannabis・キャナビス、大麻・マリファナ、ヘンプから抽出されるもので、ハイになるTHC(テトラヒドロカンナビノイド)と呼ばれる物質は入っていません。

リラックス効果があるとされ、サプリメント、化粧品、そしてチョコレート、クッキー、ドリンクといった食べ物に加えられ、その商品数は増える一方です。

最近では、全米で大人気のヴィーガンカフェBy Chloeでも、CBD入りのクッキーやスコーンを発売すると発表しました。

過去記事
ハリウッドセレブが手放せないCBDオイルコスメ

NYウェルネスの新トレンドはマリファナチョコレート!?

NYのベストヴィーガンレストラン・by Chloe.

アメリカでは、カリフォルニアでマリファナの使用が合法化されて以来、最も注目される産業の一つとして多額の投資が行われています。

ちなみに、現在、カリフォルニアやオレゴン、ワシントンなど26の州でマリファナの医療用及び州によっては娯楽目的での使用が合法化されています。

ニューヨークでのCBD規制

ニューヨークでもCBD入りの商品を売る薬局やレストランが増えていますが、ニューヨークュ市のヘルスデパートメントが、CBD入りの食べ物を販売するレストランを取り締まりはじめたことが伝えられています。

そもそも、新しい分野だけに、きちんとしたルールや規制が定められておらず、どんなクオリティのものがどれだけの量入っているかなどがクリアでないのが現状です。

このため市は『食べるのに安全と認められていないものを食べ物や飲み物に加えてはいけない』という規則により、CBD入りの商品の販売を規制するとのこと。

ニューヨークに限らずメイン州やオハイオ州でもCBD入りの食品の販売が規制されています。

昨年、農家がヘンプをより自由に栽培できるというFarm Lawが通ったことにより、2019年以降マリファナやCBD産業が一気に拡大することが見込まれていましたが、前述の通り明確な基準がないため、その安全性を明確になっていないのが問題です。

今後、FDA・食品医薬品局がどのような規制を打ち出すのか注目されています。


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Photo/ NYTimes

日本でもここ数年、都心を中心にサラダ専門店がオープンし、一皿で、たっぷりの野菜に加えて、タンパク質・炭水化物・脂質を取れる食事として、ランチに食べる人も増えました。

ニューヨークでは、もともとランチにサラダを食べる人は多かったのですが、そのクオリティを一気に高めたのが、サラダ専門店のSweetgreenです。

サラダ専門店SweetgreenとFarm to Tableブーム

2007年に、ジョージタウン大学に在学中だった3人がスタートしたSweetgreenは、リーズナブルで手軽な形態で『Farm to Table』のコンセプトを取り入れて一気に人気が火がつき、今や全米中で92店舗。毎日Sweetgreenのサラダを食べる中毒者もいるほど。

(ニューヨークの『Farm to Table』ブームはこちらの過去記事・NYの最新ヘルシーカジュアルダイニング事情から読めます

そんなSweetgreenが、競合店のDig inやJust Saladよりも先を行っているのが、エコ・リサイクルへの取り組みです。(昼時は45分待ち・NYのランチスポットDig innの人気の秘密

近年のアメリカでは、食品・化粧品・日用品でもエコフレンドリーな企業姿勢はマストですが、その最先端を走っているのが同店。(今後の食ビジネスに欠かせないの◯◯の姿勢

スターバックスもストローの廃止を打ち出しましたが、プラスティックの代わりにリサイクル可能なパッケージを使用するのは基本中の基本。Sweetgreenはそのさらに上を行く、サラダボールからナプキンまで、全て植物性の素材で、食べ残しの食材と共に肥料として利用できるものを使用しています。



以前から、ファーマーズマーケットには肥料用のゴミ箱が置いてありますが、最近は、アパートやオフィスビルでも、肥料用の専用のゴミ箱を置くところも少しずつですが出てきています。うちのアパートでも、少し前のボードミーティングで、その話題が出ました。

とはいえ、まだまだ一般への認知度は低く、Sweetgreen中毒者の多くも、オフィスに専用のゴミ箱がないため、普通のゴミとして出している人が多いとのこと。

それでも、肥料用のゴミ箱がより身近になれば利用する人も増えていくでしょう。


NYのヘルシーカジュアルダイニング人気の背景

ところで、私の自宅のすぐ近くにも5年ほど前にSweetgreenがオープンして今でも大繁盛していますが、同じ時期にオープンしたのが、LA発の人気ハンバーガー店のUmami Burger。

ところが、Umami Burgerは3年もしないうちに閉店となってしまい、代わりに半年ほど前にDIginnがオープンしました。

このSweetgreenやDIginnなどのヘルシーカジュアルダイニングが大人気となっている背景には、仕事中にハンバーガーなどの重たいランチを食べて、眠たくなったり集中力が切れたりして、スローダウンするのを嫌うミレニアルの嗜好もあります。

休日は休日で朝からヨガやスピニングをして汗を流した後は、ヘルシーなものを食べたいと思うもので、周囲を見ている限り、ニューヨーカーは平日も休日もサラダ三昧。そのかわりに、夜は好きなものを食べる人も多いですが、ランチにハンバーガーを食べているのは観光客だけだった... というのが実態と言えます。


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自分を知るプラクティス
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Instagram/ @ancientics.com

近年ニューヨークのヘルシー志向の人たちが好んで使うのが『プラントベース・Plant-based』という言葉。

動物性の食品を含まないという意味では『ビーガン・Vegan』と同様なのですが、より、単に動物性の食品を食べないだけでなく

Plant-based diet=植物性のより自然な形に近い食事

という、よりヘルスコンシャスな意味合いで使われます。

私もAncienticsの商品をセールスするときは、あえてビーガンという言葉を使いません。

というのも、ニューヨーカーの間でも『ビーガン』と聞くと、ストイックすぎる・味気ない・おいしくない、といったネガティブなイメージを持つ人も少なくないんです。

ベジタリアンと比べても、卵・乳製品・蜂蜜なども取らないビーガンダイエットは、健康志向からではなく、動物愛護のポリシーを持っている人も多く、一部には、肉・魚は食べないけれど、スナック菓子やビーガン仕様の加工品を摂取しすぎる人も少なくないという側面もあります。

今、ニューヨークのヘルスコンシャスな層で多いのは、プラントベースの食事を基本に、グラスフェッドのビーフやオーガニックのチキンや卵、天然の魚などを週に数回食べるというスタイル。

個人的には、自らの食事スタイルを決めつけず、体調や季節に応じて体が欲するものを食べるのが一番良いと思いますが、植物性のwhole foodを基本に、質の良い動物性の食品を適量食べるのは、バランスが取りやすいと思います。

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