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日本の方にニューヨークのベジタリアンレストランをお勧めすると、その味気なさや、不思議な味付けに微妙な反応が返ってくることも少ないのでのですが、

今、自信を持ってお勧めするのが、ヴィーガンレストランのby. Choloe 

テレビでも活躍し、数々の料理本もベストセラーになっているシェフ、クロエ・コスカレリ(Chloe Coscarelli)による100%ヴィーガンのレストランです。

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先週末友人と食事をしたのは、オープン間もないフラットアイロンのロケーション。このあたりは、5年ほど前まではパッとしないエリアだったのですが、今やホテルやレストランが続々オープンしています。

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白を基調にした店内は、明るくフェミニンなデザイン。12時には空席がありましたが、30分もしないうちに長い行列ができる人気ぶりです。

カウンターでオーダーするシステムで、同レストランの看板メニューであるベジバーガーから、サンドウィッチ、サラダ、豆腐スクランブル、各種ジュース、スムージー、さらにアイスクリームや焼き菓子のデザートまで揃っています。

個人的にはバーガーよりもサンドウィッチの方が好きなのですが、ニューヨーク一と評判のべジバーガーを食べないわけにはいかない、ということで試してみました。

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左がレギュラーのベジバーガーで、右がポッタペーロという大きなマッシュルームのバーガー。

ベジバーガーのパテは、テンペイ、レンティル豆、チアシードでできているらいしのですが、これが、本当に美味しい。

普段、ひき肉を全く食べない私が言うのもなんですが、本当にお肉そのもののような味わいと舌触り。もちろん、市販のフェイクミート食品に大量に使われているケミカルな原材料は使用されていません。

ポテトを原材料にしたというパンもふんわりしていて、シャキッとしたレタスとの相性が抜群です。

普段、一日一回は必ずお肉を食べるという、一緒に食事をした肉食の友人も、「これならヴィーガンになれるかもしれない....」と言っていました。

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デザートのアイスクリームも、もちろんヴィーガン。アーモンドミルクとココナッツミルクを主原料にしたデイリーフリーのアイスながら、クリーミーで、マダガスカル産バニラのフレーバーで、ココナッツの味を上手く緩和していました。

さらに嬉しいのが、同レストランのお茶は、個人的にも大好きなブルックリンのBellocq tea atelierのリーフを使用していること。

価格帯もバーガーやサラダが10ドル前後。セルフサービズなのでチップもかからないことを考えると、このクオリティと味わいにして、ニューヨーク基準ではかなりリーズナブル。人気があるのも納得です。

さらに、同レストランは客層が良いのが一目で分かります。

女性の方が比率が高いものの、男性も多く、他のベジタリアンレストランのように、極端な食事を好むヨギーニ系ではなく、アメリカの高級ジムEquinoxで定期的に運動をして、食事に気を使っていそうな、いわゆる典型的なニューヨーカーがメイン。観光客の割合は2割弱といったところ。

つまり、毎日のようにデリで10ドルのサラダや9ドルのスムージーを購入する層。

友人も、これから週に3日はここでランチを調達する!なんて言っていましたが、この層にリピートさせるのはビジネスとして強いと思います

2015年の夏にマンハッタンのグリニッジビレッジにオープン以来、大人気となり、今やマンハッタン内に留まらず、ボストンとロサンゼルスにも出店したby Chloe.

今後は、アメリカの大手ナチュラルフードマーケットであるWhole Foods Marketと提携し、同スーパーのオリジナル商品をリーズナブルな価格で提供する新リテール『365』にレストランを併設し、全米展開されるそうです。

ニューヨークはもちろん、アメリカに来られた際には、365でお土産を調達した後、by Chloeでヘルシーなランチを食べる......なんてコースが旅の定番に加わる日はそう遠くなさそうです。



この時期は、ファーマーズマーケット探索も楽しいです。ニューヨーク旅行のお勧めスポットもInstagramでご紹介しています。良かったらフォローよろしくお願いします☆

 

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