今アメリカで大きな社会問題になっているのが未成年による電子タバコの使用です。
シリコンバレー発の電子タバコJuulは、現在電子タバコ市場の70%を占めていますが、電子タバコ版i-Phoneと呼ばれるシンプルでコンパクトなデザインと、マンゴやクリームといったフレーバーがうけて、今や未成年の使用者は360万人(3.6ミリオン)と言われています。
未成年のニコチン中毒を加速するシリコンバレー発の電子タバコJuul
Juulのスターターキットの価格は約50ドルで、カートリッジは4つで16ドル。現在アメリカのタバコ一箱の価格は17ドル前後ですので、タバコからJuulに変えると経済的な負担も減ります。このJuulは、たばこに含まれる発がん性物質を摂取することなくニコチンを摂取するための、たばこの代替品として開発されたものですが、ニコチンパッチやガムと比べて、気化されたJuulのニコチンは体への吸収率が高く、中毒性が強いと言われています。
特に脳が発達途中にある未成年者に対する害が大きく、高校生や中学生にまで中毒者が急増しています。
このことから、FDA(アメリカ食品医薬品局)は、Juulが未成年をターゲットにInstagramやFBでマーケティングを行っていた疑いがあるとして調査を開始しました。
www.juul.com
これを受けてJuulは先日、特に未成年に人気のあるマンゴやクリームのフレバーのコンビニエンスストアでの販売を禁止し、自身のウェブサイトのみで販売すると発表し、InstagramとFBを閉鎖しています。
上記以外のフレーバーである、タバコ・メンソール・ミントの3フレーバーは引き続きストアで購入できますが、現在FDAは、電子タバコを含む全てのタバコのメンソール味を販売禁止にする方向で動いていると伝えられています。
ここ1年ほど、街でもこのJuulを持った人が増えていて、私の自宅の近所でも、未成年の学生達が手に持っているのを見かけるので気になっていました。
『タバコのような害がない』というイメージで、気軽に吸い始める未成年者が多いようで、友達から借りたり、パーティで紹介されて、数回吸ったあと癖になり、自分で購入して毎日吸いはじめる人が多いようです。
学生時代に、興味本位でタバコやアルコールを試すことはいつの時代でもありすが、前述のようにJuulの気化されたニコチンは数秒で体内に吸収されるため、10代の体への影響が著しく、数回の使用で中毒性が高いことが大きな問題です。
Juul側は、未成年者をターゲットにした事実はなく、このような結果を招いて遺憾であると言っていますが、FDAでは、同社がSNSを通じて未成年者を対象にマーケティングしていた疑いがあるとしています。
そのデザイン性とフルーティなフレーバーで、『クール』『無害』というイメージを植え付けるブランディングと、SNSでのマーケティングがどのような結果をもたらすかは予想に難しくなかったはず。
現在企業価値が15ビリオンドルとも20ビリオンドルとも言われているJuulですが、この先どうなっていくか気になります。
今後は、身分証明を徹底して、21歳以下の未成年者には絶対に販売しないことを徹底し、成人の喫煙者に対する禁煙のステップとしてうまく活用できるように軌道修正していって欲しいです。
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