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カテゴリ: New York

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Photo/ NYTimes

日本でもここ数年、都心を中心にサラダ専門店がオープンし、一皿で、たっぷりの野菜に加えて、タンパク質・炭水化物・脂質を取れる食事として、ランチに食べる人も増えました。

ニューヨークでは、もともとランチにサラダを食べる人は多かったのですが、そのクオリティを一気に高めたのが、サラダ専門店のSweetgreenです。

サラダ専門店SweetgreenとFarm to Tableブーム

2007年に、ジョージタウン大学に在学中だった3人がスタートしたSweetgreenは、リーズナブルで手軽な形態で『Farm to Table』のコンセプトを取り入れて一気に人気が火がつき、今や全米中で92店舗。毎日Sweetgreenのサラダを食べる中毒者もいるほど。

(ニューヨークの『Farm to Table』ブームはこちらの過去記事・NYの最新ヘルシーカジュアルダイニング事情から読めます

そんなSweetgreenが、競合店のDig inやJust Saladよりも先を行っているのが、エコ・リサイクルへの取り組みです。(昼時は45分待ち・NYのランチスポットDig innの人気の秘密

近年のアメリカでは、食品・化粧品・日用品でもエコフレンドリーな企業姿勢はマストですが、その最先端を走っているのが同店。(今後の食ビジネスに欠かせないの◯◯の姿勢

スターバックスもストローの廃止を打ち出しましたが、プラスティックの代わりにリサイクル可能なパッケージを使用するのは基本中の基本。Sweetgreenはそのさらに上を行く、サラダボールからナプキンまで、全て植物性の素材で、食べ残しの食材と共に肥料として利用できるものを使用しています。



以前から、ファーマーズマーケットには肥料用のゴミ箱が置いてありますが、最近は、アパートやオフィスビルでも、肥料用の専用のゴミ箱を置くところも少しずつですが出てきています。うちのアパートでも、少し前のボードミーティングで、その話題が出ました。

とはいえ、まだまだ一般への認知度は低く、Sweetgreen中毒者の多くも、オフィスに専用のゴミ箱がないため、普通のゴミとして出している人が多いとのこと。

それでも、肥料用のゴミ箱がより身近になれば利用する人も増えていくでしょう。


NYのヘルシーカジュアルダイニング人気の背景

ところで、私の自宅のすぐ近くにも5年ほど前にSweetgreenがオープンして今でも大繁盛していますが、同じ時期にオープンしたのが、LA発の人気ハンバーガー店のUmami Burger。

ところが、Umami Burgerは3年もしないうちに閉店となってしまい、代わりに半年ほど前にDIginnがオープンしました。

このSweetgreenやDIginnなどのヘルシーカジュアルダイニングが大人気となっている背景には、仕事中にハンバーガーなどの重たいランチを食べて、眠たくなったり集中力が切れたりして、スローダウンするのを嫌うミレニアルの嗜好もあります。

休日は休日で朝からヨガやスピニングをして汗を流した後は、ヘルシーなものを食べたいと思うもので、周囲を見ている限り、ニューヨーカーは平日も休日もサラダ三昧。そのかわりに、夜は好きなものを食べる人も多いですが、ランチにハンバーガーを食べているのは観光客だけだった... というのが実態と言えます。


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白石里美
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2017-11-17


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Instagram/ @ancientics.com

近年ニューヨークのヘルシー志向の人たちが好んで使うのが『プラントベース・Plant-based』という言葉。

動物性の食品を含まないという意味では『ビーガン・Vegan』と同様なのですが、より、単に動物性の食品を食べないだけでなく

Plant-based diet=植物性のより自然な形に近い食事

という、よりヘルスコンシャスな意味合いで使われます。

私もAncienticsの商品をセールスするときは、あえてビーガンという言葉を使いません。

というのも、ニューヨーカーの間でも『ビーガン』と聞くと、ストイックすぎる・味気ない・おいしくない、といったネガティブなイメージを持つ人も少なくないんです。

ベジタリアンと比べても、卵・乳製品・蜂蜜なども取らないビーガンダイエットは、健康志向からではなく、動物愛護のポリシーを持っている人も多く、一部には、肉・魚は食べないけれど、スナック菓子やビーガン仕様の加工品を摂取しすぎる人も少なくないという側面もあります。

今、ニューヨークのヘルスコンシャスな層で多いのは、プラントベースの食事を基本に、グラスフェッドのビーフやオーガニックのチキンや卵、天然の魚などを週に数回食べるというスタイル。

個人的には、自らの食事スタイルを決めつけず、体調や季節に応じて体が欲するものを食べるのが一番良いと思いますが、植物性のwhole foodを基本に、質の良い動物性の食品を適量食べるのは、バランスが取りやすいと思います。

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レクチンって聞いたことありますか?

ニューヨークではここ1,2年ほど耳にする機会が増えたのですが、植物に含まれるタンパク質のことです。

植物は動物たちから食べらるのを防ぐために、自然の防御システムを備えていますが、それがレクチンです。

レクチンが特に多く含まれている食材は

・大豆や豆類

・米などの穀物

・かぼちゃ・ズッキーニなどのスクアッシュ類

・なす・トマト・ペッパー・トマトなどなす属の野菜

・コーン・コーンを餌として与えられた肉

このレクチンがリーキーガット症候群の原因になると言われていて、これにより、自己免疫疾患や食中毒に似た症状を引き起こしていると考えられています。


特にベジタリアンや健康志向の強い人は、このレクチンを多く含む植物性の食べ物を食べる機会多いと思うんです。

私もその一人なのですが、確かに、過去に今より野菜を生で食べることが多かった数年前に、年に数回食中毒のような症状を起こしていましたし、出産後、何度か円形脱毛症になり、免疫システムに問題があるのかと悩んだことがあります。

近年アメリカでは『レクチンフリーダイエット』といって、レクチンを含む食べ物を避けるダイエットを取り入れる人も増えています。

また、食べ方を工夫することで、レクチンの摂取量を減らすこともできます。

レクチンを減らす効果的な方法としては

・発酵

・浸水

・圧力鍋の使用

・レクチンを含む野菜は皮や種を除いて食べる

などがあります。

例えば、健康食品として人気のあるキヌアは、レクチンの含有量が多いそうですが、キヌア発祥の地である南アメリカでは、48時間浸水させた後発酵させて食べるのが一般的だったそうです。

近年では、アメリカでアレルギー元として敬遠されがちな大豆も、日本では味噌や納豆など発酵させて食べることが多い食材です。

お米や豆類は日本人が良く食べる食材ですので、完全にカットすることは難しいですが、浸水や発酵などは取り入れやすいと思います。

また、体に良いと思って毎日食べていたら、そのレクチンの影響を受けていた....ということを避けるために、毎日同じものを食べるのではなく、日替わりで色々な食材を摂取することも大切です。

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Amazonによる米大手ナチュラルスーパーマーケットWhole Foodsの買収による、食料品のEコマースの加熱はさらに勢いを増しています。(買収の事情はこちらの過去記事から

Amazonに対抗すべく、Eコマースに力を入れているWalmartが、2018年中に都市部の800店舗で食料品の同日デリバリーサービスを開始すると発表しました。

これにより全米の人口の40%以上がWalmartによりデリバリーサービスを使用できる計算になります。

このサービスは、Walmartのサイトもしくはアプリにログインし、欲しい商品を30ドル分クリックすると、デリバリー費用一律10ドルで同日中に届けてくれるというもの。

デリバリーにはUberらが使用されるそうです。

ニューヨークなどの都市部では、アプリを使用してレストランからメニューをオーダーしデリバリーしてもらう習慣はすっかり定着しており、日本でもお馴染みになったUber eatsや、Postmate、Caviarといった様々なデリバリーサービスが存在し、これまで自らデリバリーを行っていかなったレストランからも、気軽にデリバリーを取れる時代になりました。

最近では、デリバリーフィーも下がり、Postmeteなどは20ドル以上のオーダーでデリバリー無料になったり、20ドル以下でも提携先のレストランからは一律3.99ドルでデリバリーが受けられるなど、消費者にとってはより利用しやすい環境になっています。

一方、その分の負担はレストラン側にかかるわけで、提携先として利用者のデリバリーフィーを下げるために、レストラン側がPostmateなどにかなり高いシェアを支払わなくてはならない状況です。

こちらの過去記事でもご紹介しましたが、ヘルシーカジュアルダイニングのSweet greenなどは、独自のアプリからオーダーできて、待ち時間なしでピックアップできるシステムも導入しており、オーダーから実際口に入るまでの消費者の手間をいかに減らすかは、フードビジネスにおいて欠かせないポイントになっています。

ひと昔前は、外に食べるものを買いに行くのが面倒だからあるもので済ます... という時代でしたが、今は、外にいかずとも何でも手に入る時代ですね。

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日本から市場調査に来られるクライアントさんの多くが言われることは、ニューヨークは、エコロジーや地球温暖化などの環境問題に敏感だということです。

実際には、トランプが大統領に就任して以来、パリ協定を脱退し、時代に逆境しているわけですが、ニューヨークやサンフランシスコ、LAといった都市部の、特に知識階級や富裕層の間では関心を払っている人が多いのは事実です。

近年では、食品・化粧品・日用品でもエコフレンドリーな企業姿勢はマストで、製造方法からパッケージまで、いかに環境に配慮しているかを、消費者が厳しくチェックしています。


弊社のAncienticsの甘酒バーも、今ちょうど新しいパッケージに移行している最中なのですが、日本人スタッフから提案があったプラスティックの使用は、現地のデザイナーに速攻で却下されました。

実際、多くのメーカーが、プラスティックから紙や缶のパッケージに移行しています。

例えば、グルテンフリーのエネルギーバーやグラノーラを作るThe GFBの新ラインのオートミールは、画期的な紙のパッケージを使用しています。



環境に配慮がある会社の商品は、消費者からその品質の信頼が得られやすいと言えると思います。

私自身も消費者として、プラスティックのゴミが大量に出る商品は買うのを控える傾向にありますし、美味しく食べてもらうだけでなく、環境に配慮し、原材料の調達や製造過程でフェアであるという企業姿勢は、今後ますます消費者にアピールしていくと言えます。

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