ニューヨーカーが料理をする時によく使うアプリと言えばニューヨークタイムズのNYTCookig.
ニューヨーカーが参考にする料理アプリ
どの家庭の冷蔵庫にもありそうな材料で、焼くだけ・煮込むだけといったシンプルな調理方法を使ったレシピが多いのも人気に理由です。先日、日曜日版のニューヨークタイムズに含まれていたのが、これまでNYTCookigで紹介された『レシピのいらない料理』のダイジェスト版。
材料のリストや手順の代わりに料理のアイデアが紹介されています。
これが思いのほかヒットで、食材の組み合わせや調理方法のアイデアを頭の片隅に入れるだけで役に立つのを実感しました。
私自身、レシピ本に忠実に従うのが苦手で、いつも家にある材料に置き換えたり、調味料の量や組み合わせを変えたりと、勝手にアレンジするので、レシピのいらない料理で十分。
特に息子が生まれてからというもの、作るのはもっぱらスープやオーブンで焼くだけといった一品料理が中心です。
ニューヨークでも話題の日本のマーキングママの現状
先日ニューヨークタイムズの記事でも日本のワーキングママたちの過酷な現状が紹介されていましたが、仕事や育児に追われながら、夫の協力なしで、毎日一汁副菜を作るのは大変すぎます。娘の友人宅に遊びにいっても、日本人以外のママが作る料理は、パスタ、スープ、チキンのオーブン焼きなど大皿の一品です。
先日のプレイデートしたママは、トレーダージョーズのパスタソースを茹でたパスタにどばっとかけて出してくれました。
その時一緒にいた別のママは、困ったときは、ブラックビーンズにアボカドとサルサを添えて出すそう。
一方で、先日お家にお邪魔した二人の子を持つ日本人のママは、旦那さんから求められるレベルが高くて毎日大変...といっていました。炭水化物を減らして、タンパク質の料理を何品か作って欲しいと言われているそうですが、一度に何品も違うものを作るのがどれだけ大変か....!
もう一人、こっちで料理を教えている2歳と4歳の日本人ママは、さすがシンプルに見えて、下ごしらえが大変そうな美味しいご飯を作ってくれたのですが、夕飯の準備をする1時間は子供達のスクリーンタイムにしているそうです。
それぞれの家庭にあったバランスがあると思いますが、育児が大変な時くらい、簡単な料理で良いじゃないですか。週末に作り置きする方も多いでしょうが、週末だって少しでも時間があれば、一息つきたいですよね。
日本では社会が母親に求めるハードルが高くて、本当に大変な思いをしている女性が多いと思います。
前述の日本人のママも、ご主人の実家ではそれが当たり前、自分の母親に話しても『それくらいやりなさい』と言われる、嘆いていました。
こっちのママたちも、みな仕事と育児の両立で疲れていますが、ご主人のための料理が大変... と悩んでいる人は知らないです。
料理が好きな人もそうでない人も、自分と家庭に無理のない範囲でする。
私も理想をいえば母親が作ってくれていたような一汁副菜にしたいですが、現実は、週末に大きな鍋でスープや煮込みを作り、時間がない日はそれを出す(トマトを足したり、チーズをかけたり味にアレンジをつける)
スープが残り少なくなったらレンズ豆やひよこ豆を入れて煮込み、もう一日稼ぐ
定番はチキンやサーモンの塩麹付けと野菜のオーブン焼き
さらに困った時は、納豆・アボカド・卵などを使って巻き寿司
などでのり切ってます。
個人的にも料理を作る時の量など本当に適当なので、この『レシピのいらない料理』方法でこれから簡単な夕飯のアイデアをご紹介していこうと思います。
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