日本でも最近耳にする機会が増えた卵子の凍結

アメリカでは数年前から『もはや実験的な施術ではない』と認定されて、幅広く受け入れられるようになりました。

ニューヨークの卵子凍結事情

実際、私の周囲でも凍結済みの人、凍結中の人、検討中の人、それぞれいます。

現在凍結中の友人は41歳。仕事に支障がでるのが嫌で、ホルモン投与はしない方針だそうです。

ドクターによると、彼女の年齢や数値からみて成功率は5%。このため20個の卵子が必要だということで、数回に渡り採取が必要だろうとのこと。

さらに、卵子として凍結するよりも、胎芽として凍結する方が成功率が高いそうで、ドクターからは、早急に精子を選ぶように言われているんだとか。

そんなわけで、最近は『正しい精子の選び方』に悩んでいるわけなのですが、その詳細はこのコラムでも書いていますので、良かったら読んでみてください。

周囲を見る限り、やはり40歳前後で、現在パートナーがいない女性が凍結を考えるケースが多いですが、最近は30代半ばの女性も増えているようです。

30代の女性も増加中

先日は35歳の女優のOlivia Munn(オリビア・ムン)が卵子を凍結したことが話題になってました。

 


オリビアは、女性はみな凍結すべき!なんて言っていて、その理由は以下の通り。

1.出産適齢期を気にしなくてよくなる。
「凍結すれば心配しなくていいのよ、仕事も何もかも。確保してあるんだから。」「多くの女性が体外受精をして苦しむのを見てきたわ。今は選択肢があるのよ」
2.病気をした時の保険になる
「20代で子宮がんになって治療をして、子供が持てなくなった女性をしってるわ。」「人生なにが起こるか分からないのよ。」
3. 40代から家族が持てる



実は周囲にまだ技術が珍しかった10年前に凍結している女性がいるのですが、50歳になった今でも、子供が欲しい、という思いから完全に解き放れていないようで、それも辛いだろうなと思ったりもしますし(その話はこちらのコラムで書いてます)

凍結したから何歳でも子供が持てる...というわけではないですが、それでも、今タイミングでない女性にとって、少し安心できたり、選択肢が増えることは確か。

ちなみに価格は1万ドル(110万円)〜が相場のようです。

凍結している女性は多くても、その凍結した卵子で出産した女性はまだいないのですが、今後そんな成功例も増えてくるのでしょうか。

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