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ニューヨークの弁護士はみな不幸!?

「また弁護士として働くくらいなら窓から飛び降りる!」

とはコロンビアのロースクールを出て、大手弁護士事務所で企業法務を担当していた友人L。

20歳年上の投資家の旦那さんとの結婚を機に仕事をやめて、今は双子ちゃんのママをしているのですが、旦那さんが十分な資金を残さず先立ってしまった時に、また弁護士として働かなくてはいけないかもしれない、という可能性を考えると生きているのが嫌になるそうです。

アメリカでは、道を歩けば弁護士にあたる、なんて言われますが、まさに私の周囲を見渡しても四人に一人は弁護士、という程度にたくさんいます。

そんな中で、前から薄々思っていたのが

どういう訳かみんな生きるのが辛そう...!

ということ。

Lの他にもイェール出身で、旦那さんも弁護士のSも同様で

口の悪い友人が
「あの辛気臭い顔をみていると、こっちまで英気が吸い取られる」

というくらい、激務とプレッシャーで疲れ果てて、しばしば鬱状態になっているし。

軽めの専門分野でバランスを取っている人もいるのですが、個人的観察によると、特にコーポレート系は、ものすごい仕事量とプレッシャーで全滅に近い気がします。

ミリオンの年収でもお金が足りない!と思う心理

そもそも、そういった層は夫婦合わせてハーフミリオンからミリオンに近い年収があることが多いのですが、ニューヨークのアッパーイースト辺りに住んで、スーパーリッチたちに囲まれると「全然お金足りない!」といった意識が生まれやすく

これしきのお金のために、奴隷のように働かなくてはいけないなんて...

といった、普通では考えられない感覚を持ってしまうこともあるようなのです。

そんな中でも今幸せそうなのが、アメリカとロシアでW弁護士資格を持つCで

彼女はモスクワで数年間働いた後、ニューヨークに戻って企業法務に関わっていたのですが、ほとほと嫌になりバリに逃亡してヨガの先生になってみたり、FITでファッションを学んでみたりした後、40手前でできちゃった婚して二人続けて出産。今は友人のスタートアップを手伝ったりして気ままにやっているようです。

旦那さんも弁護士なのですが、現在FBIで働いているそうで、夫婦揃ってお金よりも好きなことをする主義のよう。

本当の幸せってなんだろう

もちろん、高い志を持っている弁護士も、仕事を愛している弁護士もたくさんいらっしゃるでしょう。

弁護士に限らず、少しでも良い生活=よりファンシーなアパートにサマーハウス、子供のプライベートスクール、バケーションetc.のために好きでもない仕事をするのはしんどいです。

それなら、ドアマンなしのボロボロのウォークアップビルでも、サマーハウスはレンタルでもいいから、好きなことをして食べられた方がハッピー度が高い

最近本当にそう思います。





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